今日はREITについて考えてみましょう
REITって何？
REITとは
REITとはReal Estate Investment Trustの頭文字を取ったもので、不動産投資信託のことです。 アメリカで作られた投資方法なので、日本ではJ-REITと呼ばれています。投資家から集めた資金で不動産への投資を行い、その収益（賃貸料収入や売却益）を投資家に分配する金融商品です。 実施主体はそのためにつくられた投資法人または信託のことです。
図：一般社団法人投資信託協会
具体的な投資先はどこ？
具体的な投資先としては
- マンション等の住宅
- オフィス
- 商業施設
- 物流施設
- ホテル
になります。これらを満遍なく投資するのが総合型になります。また、大和証券リビング投資法人のように住宅とヘルスケア施設の複合型もあります。
メリット
メリットはマンションやアパートのように大きな軍資金が不要なことです。
不動産投資というと、マンションの1室だったり、アパート1棟を買って、その家賃収入を得るのが一般的です。しかし、このような不動産投資の場合、空室になったり、退去するときには部屋のクリーニングやエアコン、給湯器の故障などの対応、固定資産税の支払いなどやることはたくさんあります。
REITはこれらの面倒なことをやらなくて済むのが利点です。
また、不動産投資だと売買がなかなかできないのがデメリットです。しかし、REITであれば簡単に売買ができます。
投資金額も少なく済むのも魅力です。日本ビルファンド投資法人のように50万円代、星野リゾート・リート投資法人が60万円代というのもありますが、数万円代で買えるものもあります。普通の株式は100株が1単元ですが、REITは1株から購入可能です。
デメリット
これはもう株と同じなのですが、元本割れする可能性もあります。購入した投資法人が倒産、解散してしまう可能性もあります。それは株式を買うのと同じですね。
今回のようなCovid-19（新型コロナウイルス）の来襲のように、ホテルや商業施設は減収となり、分配金が大幅に減る可能性もあります。また、自然災害が起きて建物がなくなってしまうこともあるでしょう。そのようなリスクを考えて投資するのか考えましょう。
どうやって買うの？
証券会社を通じて購入することが可能です。Yahoo！ファイナンスで検索してみると97社あるようです。（取引しているのか、異様に価格が安くて配当がないという投資法人がちょっと見受けられますが）
株や投資信託をやっている方であれば、通常の株を買うのと同じように購入することができます。
結論
あくまで私の個人の意見ですが、REITはアリだと思っています。
現金で銀行に預けていても、金利は0.002％。100万円を1年預けて20円です。REITの場合、一番利回りのいいタカラレーベン不動産投資法人で5.57%です。NISAを活用すれば通常かかる20%の税金がなくなります。
ただし、あくまで自己責任でお願いします。
