私は53歳で転職活動を行いました。
50代で行う転職活動の実態についてお話します。
やはり転職って若い方が有利なんでしょ?
まさにその通りです。
それでは、50代の転職活動はどんな感じになるのかをお話します。
この記事では50代の転職活動の難しさを知ることができます。
世の中そんなに甘くない
まず、最初に行うのは転職エージェントへの登録です。
有名なのはリクルートエージェント、dodaでしょうね。
エージェントを経由して書類を提出するのですが、ほとんど通りません!
提出してわずか3日で落ちるなんてことも・・・
3日!?
書類通過率は10%にも満たないと思います。
それが実態ですね。
多くの会社は、若くて知識と経験のある人を求めています。
若くて経験のある人なんているのかな?
きっといるんでしょうね(笑)
そこは私も割り切りました。
だけど50代でも採用を積極的に行っている会社があることも事実です。
書類選考結果
主にこの2つです。
- 総合的に判断し、同社の求める応募要件に合致しなかったため
- より条件に合致する候補者が他におられたため
多分本当なのでしょうね(笑)
だけど落ちる会社のほとんどはこの2パターンで、これって定型文じゃないの?って疑ってしまいます。
真面目に履歴書や職務経歴書を読んでないでしょうね。
とある自動車メーカーなんて、応募要件、ミリ波レーダーの開発経験、ECUの開発経験をお持ちの方なんて書いてあるのに、速攻落ちました(笑)
普通に考えてみれば、早期退職で50代を追い出したいのに、中途採用で50代を取るわけがないですよね。
職務経歴書について
職務経歴書とは、私は過去にこんなことをやっていましたよ、こんな経験がありますよっていう、私という商品をアピールするための書類です。
・私はこんな経験がありますよ
・私はこんなことができますよ
・私を採用するとこんなメリットがありますよ
とアピールするものなんですね。
これについては、まずは自分自身の棚卸しをすることをオススメします。
棚卸しって具体的に何をすればいいの?
まずは思いつくままに文章化してみましょう。
過去にいつどこで何をやってきたのか、どういう内容だったのか、何を努力したのかってことをずらずら書いて見ることからスタートです。
最初は時系列で書いてみるといいと思います。
後から思い出すこともあるでしょう。そしたら追加するだけです。
とにかく文章にすることが大事なんですね
提出する職務経歴書は時系列にする必要はありません。
アピールしたい、これからこの仕事をやりたい!って思うことを最初に書きましょう。
過去から書くべきなの?それとも現在から?
それについては特に決まりはないようです。
気をつけないといけないのは、書類を読む人はあなた1人分だけではないということです。
例えばあなたが7ページ、8ページも書いてあったとします。
他の人も同じように書いていたとします。
30人いたらどうでしょう?
240ページも読むことになります。
相手も人間です。
もしあなただったら、最後の方のページは読まないですよね(笑)
だから職務経歴書も重要な部分は最初に書くようにするべきです。
転職エージェント
私は最初にリクルートエージェントとdodaに登録しました。
先に転職活動をしていた先輩から2つ、3つ登録した方がいいよとアドバイスをもらったからです。
それはどうしてなの?
エージェントによって得意分野、不得手な分野があるからです。
例えば玉木宏さんがCMをしているギークリーっていうエージェントがあります。
こちらはCMのようにIT系のエンジニアを専門にしています。
こういうところに人事や営業の求人をお願いしますって言っても出てこないです。
このエージェントにはこの会社の求人があるのに、こっちのエージェントは持ってないというのは多々あることなのです。
スカウトの注意事項
企業から直接スカウトが来ることはあります。
だけど、気を付けないといけない企業もあるので、そちらを紹介しましょう。
とにかく応募者を集めたい会社
まんまと騙されたことがあります。
具体的に教えてよ!
下の画像を見てください。
選考フローは書類選考?
そうなんです。
これは2社からのスカウトメールです。
ほとんど内容は同じですよね(笑)
職務経歴を読んでスカウトしているはずなのに、書類選考っておかしくないですか?
実はこれに騙されて札幌に本社があるカーナビ会社に応募しちゃったんです。
当然ですけど、書類選考で落ちました(笑)
なんでそんなことをするんですか?
私の憶測ですけど、応募者が思ったほど多くない。
そこで手当たり次第にスカウトメールを送り、反応があれば儲けもの。
数撃ちゃ当たる方式でしょうね。
こういうメールが来たときの対処方法を教えておきますね。
基本は無視しておけばいいんですけど(笑)
この後どうなったの?
当然返事なんて来ませんょ(笑)
あとは、2次面接まで行き、
次回はオファー面談になりますので、連絡をお待ち下さい
と言われたものの、そのまま連絡が来ない会社、
次回は当社までお越し下さい。
と言われたら、翌日に、やはりこの話はなかったことにしてください。
なんてメールが来たこともあります。
怪しい会社はいくらでもあります。
皆さん、気を付けてください。
転職エージェントの注意点
スカウトは企業だけではありません。
転職エージェントからもスカウトが来ます。
やがて何社とお話したのか分からなくなってきます
転職エージェントもピンキリです。
親身になってやってくれるエージェントもあれば、とにかく就職させようとするエージェントもあります。
面接訓練、職務経歴書の添削をしっかりやってくれます。
その点では徹底的に利用すべきと思います。
どうせ無料ですから(笑)
エージェントって何で儲けているの?
それは就職が決まった人の年収の3割を成功報酬として受け取っています。
これがエージェントの利益になります。
ですので、就職できなかったら1円ももらえません。
あくまで成功報酬ですからね。
だから何が何でも就職させようとするエージェントがいるわけです。
必死ですよ(笑)
とあるエージェントからは
無職の期間が2ヶ月あったら再就職は不利になります
と言われたことがあります。
だけど、1年間休んだ先輩が就職できたし、親の介護で退職し、2年後に介護がなくなったとしたら、再就職できないんですか?
と聞きたいですね(笑)
それと求人情報がメールでたくさん送られてきます。
どうしてこの会社から?と思うものもあります。
証券会社とか銀行とか(笑)
応募してみたのですが、あっさり落ちました。
どうしてそんなのが送られてくるの?
なんとそのメール!AIが抽出して自動送信しているそうです。
AI?人工知能?
その事実を知ってから、読まずに削除することにしました。
挙げ句には辞めた会社がオススメで出てきたこともありました。
まとめ
今日は50代の転職活動について、実体験を踏まえて説明させてもらいました。
とにかく50代の転職活動は長期戦を覚悟してください。
時々はリクルートやdodaの職務経歴書を更新するようにしましょう。
そうしないとスカウトも来なくなるし、エージェントからもメールが来なくなります。
以下まとめです。
- 50代の転職は簡単ではありません。
- 職務経歴書を見直しましょう
- 転職エージェントはどんどん活用しましょう
- 転職エージェントは複数登録しましょう
- 転職は長期戦になることを覚悟して
自己棚卸しは2ヶ月に1度は行うようにしましょう。
その際はこちらの本を参考にすることをオススメします。
以上みやりんでした!